
こんにちは。
本日は、
工藤勇一校長がカンブリア宮殿に
出演したということで
彼の特集記事をかいてみようと思います。
工藤勇一校長が推し進める教育改革には
多くの批判や批評がありますが
いったいどのような改革をすすめているのでしょうか?
そこで今回は、
・彼が推進する教育改革とは!?
・プロフィールや経歴
・彼の著書について
などを中心にお伝えしていきます。
工藤勇一校長が推進する教育改革とは!?
工藤勇一校長は様々な教育改革を推し進めています。
では、彼がなぜそのような教育改革をすすめるように
なったのでしょうか?
- 宿題の撤廃
- 定期テストの廃止
- クラス担任制度の撤廃
その理由について調べてみました。
なぜ、宿題を撤廃したのか!?
そもそも宿題の目的とは何なのでしょうか?
その問いを投げかられた親からでてきた回答は
・基礎学力をあげるため
・学習習慣を身に着けるため
などの意見がおおかったそうです。
しかし、工藤勇一校長は
”教員からやらされている宿題”
に対して生徒の自主的な学習意欲の向上に
なってはいないと考えています。
大切なのは、
「なぜ勉強するのか?」ということで
教員によって指示されたとおりに宿題を
こなすことではない。
目的意識がない状態で勉強することは
脳の思考を停止した状態で勉強することと
同じ意味と彼は言っています。
また、宿題などの提出物の目的も
教員が生徒を評価する材料という部分が
大きいということも指摘しています。
生徒一人ひとりが
「なぜ勉強が必要なのか!?」
「自分に必要な学問はなんなのか!?」
など自分に何が必要なのかということを
自主的に考え学ぶ行程こそが
人生において役に立つスキルであり
勉強とはそうであると彼は考えています。
確かに私も学校教育で無駄な部分が
あることは以前から感じていましたが
何が無駄なのか?どうすればいいのか?
という部分まではイメージできていませんでした。
彼の宿題を撤廃するという
大胆な行動は確かに賛否両論はあると
は思いますが、私は実に理にかなったこと
だと思います。
なぜ、定期テストは必要ないのか!?
では、次はなぜ定期テストが不必要なのか
ということについてです。
定期テストも宿題と同じで目的が
定期テストでよい点を取ることが
目的となっていることが問題であると
彼は考えています。
そして、定期テストの最大の目的は
”成績表をつけるため”
なんです。
要するに教員が生徒を評価するための材料と
いうことなんです。
これでは生徒が自主的に勉強を行ったり
自分が勉強をするためのロードマップを
考えたりと人間としての自主性を
育てることはできないのは当然ですよね。
定期テストをなくしたと聞くと
テスト内のラッキーじゃんと
思ってしまうかもしれませんが
実は定期テストを廃止するかわりに
年3回の実力テストを5回にし
単元ごとの小テストを実施など
を行っています。
単元ごとの小テストを行うことで
細かいスパンで自分の学力を知ることと
それに対する対策を講じることができる
ようになり学習理解度の向上に
つながっているようです。
また、定期テストと違い学力テストは
テスト範囲が指定されていないため
一夜漬けで勉強するということもできません。
結果的に、
生徒はテストのための勉強から
自分のための勉強に少しづつ考えを
変えていくことになりそう!
そんな予感がしますよね。
学級担任制度の撤廃の目的とは!?
麹町中学校ではクラス担任制度を廃止し
学年担当のすべての教員ですべての生徒を
みるという全員担任制を採用しています。
教員も生徒と同様に人間です。
得意な分野もあれば苦手な分野もあります。
クラス担任制度のままでは、
担任の得意な分野に関しては
生徒を伸ばすことはできるかもしれませんが
苦手な分野に関しては伸ばすことはできません。
しかし、全員担任制では
それぞれの教員が得意とする分野に関して
学年の生徒に接することができるので
教員にとっても生徒にとっても
望ましい環境ができるということです。
この方法を思いついたのは
医療における「医療チーム」の考え方から
ヒントを得たそうです。
医療チームは、患者のためにもっとも良い
環境を提供するためにそれぞれの分野の
エキスパートが集まって患者をケアしていきます。
その方法を教育の現場にも取り入れようと考え
取り入れてしまったそうです。
工藤勇一さんのプロフィールのまとめ
工藤勇一さんのプロフィールのまとめをwikiより簡潔にまとめました。
名前 | 工藤勇一 |
生年月日 | 1960年 |
出身地 | 山形県鶴岡市 |
職業 | 千代田区立麹町中学校 校長 |
出身校 | 大学:東京理科大学理学部応用数学科 |
工藤勇一さんの経歴のまとめ
工藤勇一さんの経歴のまとめをwikiより簡潔にまとめました。
1960年に山形県鶴岡市で生まれます。
工藤勇一校長は東京理科大学を卒業後
- 山形県立中学校教員
- 東京都立中学校教員
- 目黒区教育委員会
- 新宿区教育委員会教育指導課長
の教職歴を過ごして
千代田区立麹町中学校の校長を2014年から
行っています。
また、校長と兼任して
教育再生実行会議委員などの兼任しています。
彼が麹町中学校でミッションにしていることは
”世の中ってまんざらでもない!結構おとなって素敵だ!”
と子供たちに思ってもらえるように様々な
教育改革に取り組んでいる。
工藤勇一校長が取り組んでいる教育改革には
様々な批判や批評が飛び交っているが
各メディアから取り上げられ話題となっている。
彼が取り組んでいる教育改革の一部として
- 宿題の廃止
- 中間や期末テストの撤廃
- クラス担任制度の廃止
- 体育祭でのクラス対抗の図式の廃止
などがあげられます。
現在も彼のミッションを達成すべく麹町中学校で
様々な取り組みを行っている。
工藤勇一校長の著書はこちら
工藤勇一校長が推し進める教育改革は
かなり癖が強く批判や批評が後をたちません。
しかし、ひとつひとつ理由を知れば知るほど
実に理にかなっていると考え方が変わってきます。
生徒の自主性や教員が得意分野で生徒とかかわれる
という面に関しては現在の多くの教育機関で
行われている教育よりも子供のためになることが
多いと考えてしまいます。
今回は、
彼の考えについての一部の紹介になりましたが
彼の考え方をもっと知りたいという人がいたら
工藤勇一校長の著書を読んでみることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
工藤勇一校長はさまざまな教育改革を行い
生徒たちが社会にでても戦っていける力を
身に着けてほしい。
特に自主的に自分にあった方法で生きていく力を
身につけてほしいと考えているのかなと
思います。
今回はカンブリア宮殿で工藤勇一校長が特集され
私自身ははじめて彼のことをしりましたが
彼に感化されたわけではないですが
私自身も学校教育に関して一部疑問に思っている
部分もあったので、彼の考え方を聞いて
すこし頭の中にあったモヤのようなものが
晴れた気がします。
まだ、始まったばかりの改革ですが
今後良い部分は全国的に取り入れていって
ほしいという思いでいっぱいです。
やらされる教育から自主的に学ぶ教育に
変わる意味は大きいと思います。